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楠本 大
Kusumoto,Dai
講師(千葉演習林/森林生物機能学研究室)
専門分野:樹木医学・病態生理学
プロフィール
1997年 東京大学林学科卒業
2003年 東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻博士課程修了
2004年 宇都宮大学雑草科学研究センター研究員
2008年 5月 森林総合研究所非常勤職員
2008年10月 東京大学演習林 特任助教
2010年 1月 東京大学演習林 助教
2013年 4月 東京大学演習林 講師
自然界では様々な生物が樹木を餌資源として利用しています。では、樹木は一方的に加害されるだけかというとそういうことはありません。多くの場合、防御反応を行うことで、抵抗性を高め、加害を防いでいます。
私はこうした生物相互の仕組みを生理、化学物質、遺伝子発現などの観点から明らかにしていきたいと思っています。病原菌や植食者が樹木を加害したときにどの防御反応が抵抗性に効いているのか、抵抗できる個体と抵抗できない個体は何が違うのか、防御反応を制御する仕組みは何なのかなどをテーマに研究しています。
★現在の主要な研究テーマ
「生物的ストレスに対する樹木の抵抗性メカニズムの解明」
「シグナル物質による防御反応の誘導・調節機構の解明」
★研究業績
researchmap
★学位及び賞等
博士(農学)(東京大学)「ヒノキ師部の防御反応とシグナルによる誘導」2003年9月
樹木医学会賞 2022年12月
★教育活動
●教養学部
全学体験ゼミナール「房総の常緑樹林で森林動態を学ぶ」
●農学部
「森林生態圏管理学」
●大学院
「森林生物機能学」「森林遺伝子機能開発学」
★ひとこと
樹種によって環境適応性が異なるのは、その生理的特性が違うからといえます。木の生き様に興味ある人は、一緒に研究しましょう。