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研究

富士癒しの森研究所

研究の概要

富士癒しの森研究所の研究の歴史を振り返ると、冷涼な気候のもとでの森林の育成や管理技術、寒冷地としての特長をいかした生態学的な研究から、景観研究、そして環境教育を含めた保健休養機能の研究へとその中心を変化させてきました。そこで、富士癒しの森研究所では新たな目標として「リゾートの特性を活かした多用途型保健休養林 “BaseFACE (Forest space for Amenity, Communicational and Educationaluse)”」の探求と実現を目指し、以下の4つの研究課題に取り組んでいます。

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景観評価対象となった
森林の一例

①森林景観研究
1980年代から行ってきた定点撮影観測や、森林景観の定量的心理評価実験、デジタルカメラを用いた環境教育資源の整理・開発など、森林景観に関わりのある研究に取り組んでいます。

②森林のアメニティに関する研究
森林を含め緑に囲まれた時、人はなぜ安心感や安らぎを得ることができるのでしょうか。森林が人に与える生理的、心理的な効果を把握し、アメニティの本質である“the right thing in the right place(あるべきものがあるべき場所にあること)”へと繋げる研究を行っています。

③森林のレクリエーション機能に関する研究
レクリエーションは休養や気晴らしの意で用いられ、語を分割するとre(再び)・creation(創造)となるように、人間の再創造の場所としての森林のあり方を追求しています。森林の多面的な機能の一つであるレクリエーション機能の役割や効果の解明を通して、人と森林の関わり方を構築していく課題です。

④森林・環境教育のプログラム開発および自然解説に関する研究
効果的な森林・環境教育プログラムとはどのようなものであるかを導き出すために実践的な教育活動を通して多くの知見を蓄積しています。プログラム参加者が知識や体験を自分なりにまとめて理解していくための手助けとして、もっとも適した質問や投げかけ、自然解説のあり方などを検討しています。

⑤その他
昭和27(1952)年から行っている気象観測は地域の自然環境情報として山中湖村役場へ継続して提供しています。また、約110の種数を確認した樹木調査や鳥類調査は貴重なデータベースとして活用され、大学教育へと還元されています。

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観測塔からの富士山の景観

 

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森林の快適性調査

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学校教員に対する森林の解説