林長の挨拶

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東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林は,120年にわたって森林に関わる分野の教育と研究の場として存在してきました。これまでに社会は木材生産,災害防止,地球温暖化防止,生物多様性の維持など,森林とその研究に多くのことを要請してきました。本演習林は,社会の要請に応えるべく,森林,森林施業とその効果について,長期間,着実にデータを採取してきました。そして,研究成果を公表するだけでなく,森林の大切さを社会に発信し,有為な人材を世に送り出すことに貢献してきました。

4月に私はこの演習林の長になりました。昨今の大学の運営経費と教職員定数の削減は演習林にも及んでいます。そのため,本演習林は効率的な運営を図るべく,10年以上にわたって組織の内部改革を進めています。これまでの方針に従って改革を進めながら,演習林の教職員の能力が充分に発揮できるように配慮することが必要だと思っています。そして,巨木の成長のように教育,研究,社会連携が長く着実に発展するよう,演習林の運営に取り組みたいと思います。皆様のご支援をお願いいたします。

2015年4月
東京大学大学院農学生命科学研究科
附属演習林長
富樫 一巳