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東京大学演習林と社会との関わり

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一般市民を対象とした公開セミナー

 演習林で培われた森林に関する知見や技術は、公共の財産でもあります。演習林では、「科学と社会をつなぐ森」として、①学校教育や生涯教育、②地域社会・企業との連携事業、③情報発信を軸として、森と共生する社会づくりへの貢献をめざしています。

  1. 学校教育や生涯教育では、各地方演習林の地元の小中高等学校の教育活動に協力するほか、一般市民にわかりやすく科学的知見を伝え、対話をする講座を企画・実施しています。
  2. 地域社会・企業との連携事業では、各地方演習林の地元自治体や各種団体、環境保全への貢献を望む企業と積極的に連携し、多くの人が森に親しみ、森を活用することにつながるような事業を展開しています。
  3. 情報発信では、東京大学演習林ウェブサイト、各地方演習林のSNS、広報誌(『morikara』)、学術誌(『演習林報告』『演習林』)、書籍出版など、各種媒体を通じて様々な層とのつながりを図り、演習林で培われた知見を広く発信しています。

 このような多様な社会連携事業を実施しつつ、関連するノウハウを組織間で共有し、互いに研鑽することで、演習林に蓄積された知をより有効に社会に還元すること、特に、サイエンス・コミュニケーションのスキル向上を目指します。また、今後も充実した研究教育フィールドとして新たな知を育み続けられるように、「東京大学の森」育成資金をはじめとする寄付金の受け入れを推進していきます。

演習林ではこんな社会活動をしています

社会教育・生涯教育に貢献しています

東京大学演習林では、生態系や生物多様性などに対する関心の高まりに応じ、広く環境教育を行っています。現在のような情報化社会のなかでますます重要になりつつある野外教育の普及と体系化を進めています。
野外教育では、地域の小中高校生や一般市民を対象とした森に関する様々な公開講座を行っています。その中にはサポーター(ボランティア)養成講座もあり、生涯教育の場を提供しています。そのほかにも、小中学校の総合学習科目への協力や、小中高等学校教員を対象とした森林教育についての講座の開催など、多彩な活動を行っています。

地域と互恵的な関係を築いています

東京大学演習林は、各演習林それぞれに地元と互恵的な関係を構築しています。その関係は経済的なものから生涯教育まで広きにわたっています。
例えば北海道演習林では木材を生産しています。これは地元製材業者の原料確保安定化に寄与する一方で、製材業者の存在が林分施業法の実験を成立させてきた側面もあります。また、複数の演習林で地元市町村と交流協定を締結しており、協定に基づいて公開講座などを開催しています。これは森林管理への市民参加と市民教育の充実を意図しています。

演習林と連携・協力協定を締結している自治体一覧(2018年11月20日現在)

  1. 千葉演習林と千葉県鴨川市 (PDF)
  2. 千葉演習林と千葉県君津市 (PDF)
  3. 北海道演習林と北海道富良野市 (PDF)
  4. 生態水文学研究所と愛知県瀬戸市 (PDF)
  5. 生態水文学研究所と愛知県犬山市 (PDF)
  6. 富士癒しの森研究所と山梨県山中湖村 (PDF)
  7. 樹芸研究所と静岡県南伊豆町(協定は農学生命科学研究科として締結) (PDF)
  8. 秩父演習林と埼玉県秩父市 (PDF)

情報を発信しコミュニケーションを図っています

東京大学演習林では、わたしたちの活動を多くの方に知っていただこうと、広報誌「morikara」を年2回刊行するほか、各演習林の概要を記したパンフレットや年間活動報告書などを作成しています。また演習林出版局からは、演習林に暮らす生き物や教育・研究の歴史を紹介した書籍を出版・販売しています。
ホームページでは「morikara」に掲載された情報を含め、演習林でのイベント・セミナー情報や最新の研究トピックスなど様々な情報を配信し、広く情報の発信に努めています。各地方演習林のホームページでは地元利用者に役立つ情報を公開し、きめ細やかな対応を行っています。