Paingさんが研究科長賞を受賞しました
2022年3月24日(木)、演習林所属学生(生圏システム学専攻・修士2年)のエー・ミャッ・ミャッ・パインさんが「広域産地試験データに基づく地球温暖化がダケカンバの生存と成長に及ぼす影響の評価」という題目で、令和3年度の研究科長賞を受賞しました。
パインさんは、日本の山岳地域の主要種であるダケカンバの天然分布域全体から採取した種子を用いた広域産地試験データを用いて、気温上昇がダケカンバの生存と成長に及ぼす影響の評価を行いました。この広域産地試験は、全国演習林協議会に加盟している9大学との共同研究で、多くの皆さんのご協力を受けて実施されているものです。北海道から宮崎までの広域に設定された11のサイトのデータを用いることで、さまざまなレベルの気温上昇に対するダケカンバの応答を明らかにすることができました。2022年度から博士課程へ進学するパインさん。今後の研究のさらなる発展を期待したいと思います。
研究科長賞とメダルを手にしたパインさん