岸本光樹技術職員が2021年度業務改革総長賞特別賞を受賞

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東京大学では、職員や組織が行った業務改革について応募を募り、優れた業績に業務改革総長賞を贈っています。2021年12月17日に今年度の表彰式が安田講堂で開催され、生態水文学研究所の岸本光樹技術職員が「現場の技術をスマホの中で~マニュアル動画による技術の伝達と共有~」という課題で業務改革総長賞の特別賞を受賞しました。生態水文学研究所では毎月1回、演習林内の渓流で水サンプルを採取し、現場でpHなどの測定を行っていますが、岸本氏は作業者の手元、目線に重点をおき、ウェラブルカメラで作業の様子を撮影し、それを動画共有サイトにアップロードすることで、技術伝承や業務引継をスムーズに行うことに成功しました。今年度から同じ作業をすることになった、千葉演習林の技術職員からは、動画マニュアルを見て「初めて触れる機器の使い方について、取り扱い説明書などに比べてマニュアル動画の方がイメージしやすかった」という声も寄せられており、今後の技術の伝達と共有に新たな可能性をもたらしたといえそうです。