前田悠月さんが令和7年度砂防学会研究発表会で若手最優秀発表賞を受賞

令和7年度(公社)砂防学会研究発表会「長野大会」(2025年5月)において、演習林修士課程2年生の前田悠月さんが若手最優秀発表賞を受賞しました。
発表タイトルは「はげ山跡地の花崗岩山地0次谷における土層発達の実態」です。

この研究では、生態水文学研究所で行われてきた調査や記録をもとに、はげ山に植生が回復してからの年数が異なる5つの0次谷(1次谷より1オーダー下の流域、山ひだ)を対象に、過去25年間の土層の厚さの変化を調べました。さらに、その観測結果から、土層がどのように発達するのか、また、どんな要因がその発達に影響を与えているのかについても検討しました。これまで実態がわかっていなかった山地斜面での土層厚の変化を定量的に明らかにした本研究の成果は、今後、斜面崩壊などによる災害予測をより正確にするために役立つと期待されています。

令和7年度(公社)砂防学会「長野大会」若手優秀発表賞の授与について:
https://jsece.or.jp/news/competition/11477/

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