笹田勇麻さんが日本森林技術協会が主催する第34回学生森林技術研究論文コンテストで優秀賞を受賞

演習林修士課程1年生の笹田勇麻さんの卒業論文が、日本森林技術協会が主催する第34回学生森林技術研究論文コンテストで優秀賞を受賞しました。
笹田さんの発表論文(卒業論文)のタイトルは「トドマツ種苗の葉緑体と核SSRマーカー分析に基づく採種園構成クローンの母親および父親としての評価」です。

苗畑では母樹を混合した種子を用いて育苗するため、普通は、各苗木の両親クローンを知ることはできません。笹田さんは、父性遺伝する葉緑体SSRマーカーと両性遺伝する核SSRマーカーを用いて、種苗の両親を同定することに成功しました。そして、採種園を構成するクローンについて、種苗の初期成長に対する母親および父親としての評価を行いました。これらの成果は、今後のトドマツ採種園の管理や改良につながることが期待されます。

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