「森林圏水循環機能学」が実施されました
2019年12月4日-5日、赤津研究林と犬山研究林において、本学大学院農学生命科学研究科の集中講義「森林圏水循環機能学」(12月3-5日)の後半部分が実施されました。

本集中講義前半は、附属演習林秩父演習林(埼玉県秩父市)において実施されましたので、大学院生らは、まず雁坂峠を越えて愛知県を目指します(写真は、笛吹川にかかる広瀬ダム天端から雁坂方面を撮影)。


最低限の解説だけを講義室内で行い、主な講義はフィールドにて行いました。まずは赤津研究林での研究成果等の解説です。

入鹿池(愛知県犬山市)は、貯水容量では全国二番目の大きさをもつ農業用ため池であり、濃尾平野北部の広範囲の水田に水資源を供給しています。大学院生らは、昼食のために入鹿池に立ち寄り、その洪水吐を見学しました。


犬山研究林は入鹿池の上流に位置しているため、研究林の管理と下流への水資源供給の関係について考えるにはもってこいの場所です。大学院生らは、まずライシメータで最近の実験的研究の成果を解説を受けた後、同研究林内の渓流で流量計測の現場を見学しました。