東京大学千葉演習林 - 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林

千葉演習林のここがすごい!

林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」

千葉演習林は1894年11月に、日本初の大学演習林として創設されました。演習林とは、森林や林業について教える大学等の教育機関の森林のことです。

千葉演習林・浅間山と本多静六

この千葉演習林創設に深く関わったのが、本多静六と浅間山(せんげんやま)です。 1892年12月、ドイツから帰国して間もない帝国大学農科大学(今で言う東京大学農学部)の俊英、本多静六助教授が、学生を連れて房総半島の視察旅行を行っていました。 本多は、清澄寺(千葉県鴨川市)の近くにある浅間山(せんげんやま)に見事な天然林が残されていることを観察し、周辺の貴重な森林環境と併せてこの地域が大学演習林として適切であると考え、大学等に働きかけていきました。 これが1894年の千葉演習林創設につながりました。 この経緯から浅間山は、日本森林学会から第一回選定で林業遺産に選ばれています。
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
左:「演習林発祥の地」石碑
右:日本森林学会「林業遺産」認定証
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
浅間山(1908年)
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
浅間山(2011年)見事な天然林が維持され続けています。
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
浅間山山頂における本多静六の造林学実習 1925年

浅間山について

浅間山は麓から山頂まで標高差100m程度の小さな山ですが、清澄寺を取り囲む「清澄八名山」の一つです。 天狗が棲むなど様々な言い伝えがあり、古くから伐採禁止の山として地元の人々が大切にしてきた山です。 急傾斜の斜面において、上層を針葉樹のモミ・ツガ、その下をシイ・カシを中心とする常緑広葉樹が占めており、暖温帯~中間温帯における原生的な林相(森林構造)が観察できます。
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
大木が生い茂る浅間山の林内
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
千葉演習林内でもなかなか見られない大きさの、スダジイなどの大木が見られます。
林業遺産 千葉演習林・浅間山「日本最初の、大学の森」
急傾斜の山道を降りたふもとは、東京湾にそそぐ源流部の深い渓谷となっています。

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