森林認証・地域材認証と森林管理・木材利用 – 愛知演習林ワークショップの記録-

蔵治光一郎 編集 


発行者 東京大学愛知演習林
発行所 東京大学演習林出版局
定価 (税込)  1,060 円
A5 判 110 頁 2006年10月発行
ISBN4-903321-02-9
  2006 年4 月21 日にパルティせと4F マルチメディアルームにおいて開催された『森林認証・地域材認証し森林管理・木材利用~愛知演習林ワークショップの記録~』の成果をとりまとめたものです。
 FSC、SGEC などの森林認証取得森林の増加や、県産材認証、地域・流域材認証を創設する動きが加速する中で、実践に向けた先進的な行政・所有者・事業者・市民・研究者・ボランティア等の協働が必要となっています。今後どのように実践的取組みを進めていけばよいのかを熱く議論!

●ワークショップ開催の趣旨
 2000 年以降、FSC、PEFC などグローバルスタンダードの森林認証を取得する森林所有・経営者が日本でも増えてきています。2003 年には日本独自の森林認証制度であるSGEC が創設されました。一方、地材地建、産直住宅、ウッドマイレージなどの運動を契機として県産材認証、地域・流域材認証を創設する動きも最近加速しています。多くの森林所有者が森林管理に無関心で、放置林が増えつつある現状の打開に向けて、森林認証や地域材認証への期待が高まってきています。このような期待に応えるためには、理念の構築のみならず、その実践に向けた先進的な行政・所有者・事業者・市民・研究者・ボランティア等の協働が必要となります。
 本ワークショップは、このような協働が今後具体的に取り組まれることが期待される地域に関係者が集い、意見交換することにより、理念を共有すると同時に、今後どのように実践的取組みを進めていけばよいかを議論することを目的として開催します。