
千葉演習林のここがすごい!
超長期研究「森の成長を測り続けて100年」
日本最古の大学演習林である千葉演習林は、長い歴史のある試験地を数多く保有し、継続調査しています。
代表的なものとして、スギやヒノキといった人工林の樹木の成長過程を解明するための固定成長試験地が挙げられます。
ここから得られるデータは、林業の経営や、地球温暖化防止(炭素固定)機能の把握に資する基礎情報となっています。
特に通称「吉田試験地」と呼ばれる試験地群である『森林試験測定地(生長測定試験地)』10区は、主に1916年からおよそ5年に1回ごとの毎木調査を続けており、東アジア屈指の長期間の観測の歴史を持っています。
吉田試験地

牛蒡沢(ごぼうざわ)スギ人工林 1905年植栽

定期調査の様子(樹高測定)

古い木製の標柱

定期調査の様子
その他の主な高齢人工林試験地

相ノ沢スギ挿し木品種展示林 1931年植栽、スギの33の挿し木品種を列状に植栽し、比較しています。

相ノ沢スギ挿し木品種展示林 林内の様子

桜ヶ尾スギ高齢林 1835年植栽の、千葉演習林で最も高齢な人工林です。

桜ヶ尾スギ高齢林 1835年植栽