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津山 藍
農林水産省 林野庁 森林整備部 森林利用課 花粉発生源対策調整官
近年、生物多様性条約第15回締約国会議での「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の採択や、2023年のTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の開示枠組みの公表などを背景に、森林・林業分野においても、持続的な森林経営による森林から産出された木材へのニーズが高まるとともに、企業活動の森林への依存や影響の評価・開示の取組が進んできている。
このような動きを受け、林野庁では令和6年3月に「生物多様性を高めるための林業経営の指針」をとりまとめ、生物多様性の保全に配慮した森林整備等の管理方法を示すとともに、令和7年4月に「森林に関するTNFD情報開示の手引き」をとりまとめ、企業活動と森林との関わりを適切に分析・評価するための具体的な方法を示した。
森林の有する多面的機能の発揮に向けた生物多様性保全の取組が、TNFD等の情報開示において定量的に評価されることにより、さらに推進されることを後押しするため、令和7年度に「森林生態系における生物多様性に関する評価手法の開発に係る検討会」を設置し、我が国の自然特性を踏まえた森林の生物多様性を評価するための指標及び手法の検討を行っている。
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