試験地・モニタリング

森林動態モニタリング固定試験地

大面積プロット

大面積プロット

ブナ・イヌブナ林に約 7 ha の広大な調査地(プロット)を設置し、1994年から現在に至るまで、樹木の生死、成長、繁殖、炭素循環などを追跡しています。

観測成果は、近年地球規模で顕在化しつつある気候変化や生物多様性の減少などを監視するための国家的事業「モニタリングサイト1000」にも活用されています

多地点モニタリング固定試験地

多地点モニタリング固定試験地

演習林内の原生林15か所、再生林15か所、人工林27か所に固定試験地を設置し、5年毎に樹木の生死、成長などを測定しています。

長いものでは、原生林では1970年、再生林では1982年、人工林では1934年から継続して調査を行っています。

動植物に関するリスト作成・モニタリング

目録の作成

東京大学演習林では、植物、脊椎動物、昆虫類の目録作成を行っています。
すでに完成した目録は以下からご利用になれます。

各種モニタリング

鳥類:定点9か所において繁殖期に定点観測
哺乳類:ライトセンサスによる観察数調査 自動撮影カメラによる定点観察(7か所)
地表徘徊性昆虫:定点におけるピットフォール調査(1地点5トラップ)
リターフォール:大面積プロットと天然林固定試験地1か所での落葉落枝・落下種子量を調査

気象観測、量水・水質観測

気象観測
気象観測
量水・水質観測
量水・水質観測
演習林内4か所において気温、湿度、雨量などの気象観測を行っています(写真左)。また、荒川源流域の支流にあたるバケモノ沢では、流水量や水質のモニタリングを行っています(写真右)。その他、複数の地点で水質モニタリングを行っています。
(一部サントリーとの恊働)

浅野友子・川崎雅俊・藤原菜生子・大村和也・高野充広・千嶋武・原口竜成・平田雅和・鎌田直人(2013) 秩父演習林入川流域における河川水の化学組成モニタリング地点の検討, 演習林, 第53号, 153-167.

GIS・リモートセンシング

多地点モニタリング固定試験地

演習林内の各種地図情報をGISデータとして整備しています。
また、過去の空中写真や航空機レーザーによる測量成果(サントリーとの恊働)も整備しています。

上記試験地・モニタリングによって得られたデータは原則として研究利用が可能です(利用目的や関係者との競合によって利用をお断りする場合もあります)。詳しくは利用申込をご覧ください。

その他

東大内外の教員・研究者によって様々な試験研究が行われています。以下をご参照ください。

試験地全体マップ

試験地全体マップ
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の基盤地図情報を使用した。(承認番号 平25情使、第829号)

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