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青の革命と水ガバナンス第2回研究会 2004年3月12日(金)16:00-17:30 内容:出席者自己紹介、蔵治の趣旨説明、京都大 大野智彦さんの話題提供 「環境政策過程における認識のズレ:兵庫県武庫川の河川政策を事例として」 会場:(独)日本学術振興会 麹町事務室 会議室
出席者: 蔵治光一郎 東京大 大野智彦 京都大 村上雅博 高知工科大 松本充郎 上智大 杉浦未希子 東京大 吉田恒昭 拓殖大 森嵜成宏 日本工営(株) 越智敏裕 弁護士 高橋ユリカ ライター 保屋野初子 ジャーナリスト 岡田真美子 姫路工業大 福田 康 (社)海外農業開発コンサルタンツ協会 薮並郁子 北海道教育大
議事: ・出席者自己紹介 ・蔵治がレジュメを配布し、プロジェクトの趣旨説明 ・大野智彦さんの話題提供と質疑応答
<話題提供> <質疑応答の主な論点>
・科学的説明が足りないのではないか? →科学的説明があっても出てこないのか、いくらがんばっても無理か、2通りのケースがありうるが、ここでは後者。コストがかかりすぎるなどの理由で、より詳しい科学的説明を求めることはなかった。 ・環境アセスなどの調査項目に乗ってこないもので、住民が認識できるものがあるはず。調査項目の取り上げ方が問題では? ・基本的認識のズレにはいくつか段階があり、それを分析的にみる視点が必要。まず科学的予測がどこまで正確かという問題があり、次にそれが正確だとして、価値の優先順位が違う。住民参加は優先順位の調整をする手段。どのように住民参加の制度設計をするか。 ・アセス法の運用がどうなっているかや、1級、2級、普通河川でどう違うか、などの切り口も重要。 ・認識のズレがあるとして、それを埋めるのが説明責任(アカウンタビリティ)。 ・基本高水については、これから議論する。 ・揖保川では、戦後すぐの内務省時代に玉井さんという方が住民と話し合って畳提を作ることにした歴史がある ・代替案は存在するのか。 ・水を通じて民主主義を行動で示しているとは考えられないか。 ・このプロジェクトで「水ガバナンスの定義」を成果とするのはどうか。
・近いうちに高知県で研究会を開催してはどうか。 |
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