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    2013年度 エゾシカライトセンサス

 今年も11月12日(火)から14日(木)にかけての3日間、演習林内の3コースと演習林に隣接する農地の2コースにおいて、エゾシカのライトセンサスを実施しました。 その結果、総目撃頭数は昨年の約2/3の134頭で、昨年と同様に半数が雌の個体でした。 森林と農地のタイプ別で見ると、森林での平均目撃頭数が15.7頭/10km・日であったのに対し、農地では7.1頭/10km・日と森林の半数以下の値となり、2010年以来3年ぶりに農地が森林を下回る結果となりました(図)。 近年では、森林での平均目撃頭数がほぼ横ばいで推移する一方、農地での平均目撃頭数は減少傾向にあり、森林と同水準になりつつあると考えられます。
 道内に生息するエゾシカ個体数は2012年時点で約59万頭と推定されています。 前年度と比べ約5万頭減少したものの、依然として高い個体数を維持しています。 農林業被害は約63億円にのぼり、甚大な被害は止まるところを知りません。 そのため、道内各地において個体数の調整を積極的に図るべく捕獲対策が強化されており、富良野市がある上川管内でも捕獲頭数は年々増加しています(図)。 2012年度には過去最大の実績となる約14万頭(全道)のエゾシカが捕獲されたほどです。 地元のハンターの方からは、エゾシカの警戒心が高まったためか農地に出没しなくなったとの声も聞かれ、高まる捕獲の圧力がエゾシカの個体数や行動に影響を及ぼしたかもしれません。

Oikawa,N. Sakaue,D.


図.タイプ別(森林と農地)の1日当たりの目撃頭数/10kmと上川管内の捕獲頭数
※上川管内の捕獲頭数は北海道環境生活部環境局エゾシカ対策課HPより引用(2013年12月閲覧)


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