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    落葉広葉樹の冬芽と葉痕

 樹木の葉っぱが落ちる冬は「冬芽と葉痕」をじっくり観察するチャンスです。 冬芽とは越冬する芽のことで、夏から秋にかけて形成されます。 冬の寒さに耐えられるよう、春に開く葉っぱが小さく折りたたまれ芽鱗という皮に包まれています。 その形態はさまざまでホオノキやシウリザクラのように鋭利に尖るもの(写真1,2)、シナノキやイヌエンジュのように丸いもの(写真3,4)、キタコブシのように毛皮のマントを羽織るもの(写真5)などがあります。 そして、葉痕とは葉っぱが枝から落ちた痕跡のことを言います。 とぼけた顔のように見える葉痕には癒されること必至です。 オニグルミはお猿さんに(写真6)、キハダはコアラに似ているなど(写真7)、樹種による違いが楽しめます。 同じ樹種でも一つとして同じ冬芽、葉痕がないことから、似たように見える樹木にもそれぞれ個性があることを実感できます。

Oikawa,N. Kimura,N.


写真1 ホオノキの冬芽

写真2 シウリザクラの冬芽

写真3 シナノキの冬芽

写真4 イヌエンジュの冬芽

写真5 キタコブシの冬芽

写真6 オニグルミの葉痕

写真7 キハダの葉痕


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