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    空から見る北海道演習林

 シナノキハムグリハバチ(Parna kamijoi TOGASHI)は、潜葉性昆虫です。 幼虫はシナノキ、オオバボダイジュ(以下、シナノキ)の葉に潜り、表皮を残し葉肉だけを食べます。 そのため幼虫に食べられた葉は、袋状になります。 袋状になった葉にはたくさんの糞が残され、幼虫がいなくなっても被害を受けたことがすぐに判ります(写真-1)。 袋状になった葉は、6月中旬ぐらいまで樹冠に残ります。そのため初夏なのにシナノキだけが紅葉したように見えます(写真-2)。

 私たちの演習林は北海道富良野市にあり、東京都文京区の東大農学部からは直線距離で約865キロメートル離れています。 学生さんをはじめ、多くの方々に私たちの森を見ていただきたいのですが、実際に足を運んでいただくとなるとなかなか大変です。 そんなとき、世界の衛星画像を表示できるフリーソフト「Google Earth」を使えば、どなたでも空中から演習林の姿を眺めることができます。

 写真の赤い線は、演習林の林班(森林管理の単位となる区画)の境界をあらわしています。 演習林全体の面積は約2万3千ヘクタール、JR山手線の内側の面積の3.5倍に相当します。 演習林の右半分、写真の灰色がかった部分は高解像度画像になっていますので、画像を拡大していけば一本の木の樹冠まで見分けることができます。 Google Earth は3D(三次元)表示も可能ですので、地形の起伏もわかりますし、演習林で最も標高の高い大麓山(だいろくさん、1459メートル)もご覧いただけます。

 皆さんもぜひ、Google Earthを使って北海道演習林を訪ねてみてください。

Owari,T.



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