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    サステイナブルなミニツリーづくり 開催報告
      (2024 年度)


2024年度の開催報告 >>

9/26(土)に公開行事「サステイナブルなミニツリーづくり」が樹木園で開催されました。苗木をつくっている演習林と、毎年クリスマスリースづくりを開催している富良野市博物館がタッグを組んだコラボ企画であり、演習林で育てている苗木を鉢植えにして、クリスマスツリーとして仕立てよう、という2回連続講座です。今回はその第1回目。参加した皆さんは、樹木園にある苗畑でお気に入りの苗を選んで、鉢植えを作成しました。

 樹木園では、北海道演習林での山づくりのために、年間約2万本の苗木を作っています。しかし、山へ持っていって植えるには、大きすぎる、または小さすぎる苗などはどうしても廃棄せざるを得ません。今回は、そういった山へ持っていくことのできなかった苗を有効活用しよう!と企画しました。
 参加した皆さんは、はじめに、種子の採取から、播種(はしゅ=種まき)、1年生から6年生までの苗を育成している様子を見学し、北海道演習林での苗づくり、山づくりについて学びました。多くの方は、苗木をつくるために6年の年月が必要なことに驚いておられました。その後、参加した皆さんは、山へ連れて行ってもらえなかった苗たちを掘り起こし、お気に入りの一本を使って、各自鉢植えを作成しました。今回使用したのはアカエゾマツの苗です。次回の講座は12月下旬ですので、それまでは、それぞれのご家庭で大事に育てていただきます。最後に、参加した皆さんは樹木園の見本林を散策しました。クリスマスツリーの飾りつけに使えそうな木の実を探しながら、ゆっくり森の中を歩きました。見本林の中には、94年生の大きなアカエゾマツもあり、皆さんが鉢植えの作成に使った苗が、山へ植えられて成長するとどんな形になるのか、想像していただくこともできました(不用意に庭に植えるとどうなるかも。。。)。

 全体を通して、エゾリスをゆっくり観察できたり、子供たちがオオウバユリの種子飛ばしではしゃいだりと、楽しげな雰囲気で開催することができました。次回の飾りつけ講座で、皆さんの鉢植えがどのように変身するのか、今からとても楽しみです。  



アカエゾマツの苗を掘り上げます
鉢植えとともに記念写真


オオウバユリが大人気
エゾリスも出現

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