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    ぶらり 東大の森さんぽ 開催報告
      (201920222023 年度)


2023年度の開催報告 >>

一般公開 ~新緑の「カツラの谷」を訪ねる~ (2023/05/10開催)

2023年5月10日(水)に『ぶらり 東大の森さんぽ ~新緑の「カツラの谷」を訪ねる~』を開催しました。以前にも同じ内容で開催をしたことがあるのですが、 「カツラの谷」へ行ってみたいという要望も多く、4年ぶりに再度開催することになりました。
 当日は9名の方に参加いただき、ヒトリシズカやニリンソウ、オオバナノエンレイソウなどの春植物を観察しながらゆっくりとカツラの谷を目指しました。 新緑のちょうどいい時期で、樹種によって新緑の色にも違いがあることや、芽吹きの時期がすこしずつ違うことなどを感じることができたと思います。
 主役のカツラはちょうど芽吹きたてで、淡い緑色が谷を包んでいました。 カツラの谷にはその名のとおり、何世代を経たのかわからない大きな株のカツラが沢山あり、その雰囲気に皆さん感動しておられました。 片道700mというかなり短い道程でしたが、その分新緑の森の雰囲気をゆったり楽しんでいただけたかと思います。  

 
 新緑のカツラの谷
 カツラの古木の前で

2022年度の開催報告 >>

一般公開 ~冬の樹木園を歩こう~ (2023/02/01開催)

2023年2月1日(水)に、「ぶらり東大の森さんぽ~冬の樹木園を歩こう~」と題して、初めての冬の対面での一般公開行事を開催しました。 この行事は2年前から企画されていたのですが、コロナ禍のため中止が重なり、3年目にしてようやく開催することができました。
 今回の行事ではスノーシューを履いて深い雪の上を歩きました。 スノーシューを履くのが初めてという方も多かったですが、皆さんすぐに慣れた様子で、気持ちよく散策されていました。
 当日は芦別岳がくっきりと望めるほどの晴天に恵まれ、 雪の上にはシカ、キツネ、ウサギ、リスなどのたくさんの足跡を見つける事ができ、 動物たちが何をしに来ていたのか思いをはせました。 他にも、活動が活発になってきた鳥たちの鳴き声を聞きながら、樹木の冬芽を観察したりと、 冬ならではの森を楽しんでいただけたかと思います。

 
 芦別岳を眺めながら雪上を歩きます
 林内にも日差しが届き心地よく散策できました

2019年度の開催報告 >>

一般公開 ~新緑の「カツラの谷」を訪ねる~ (2019/05/22開催)

2019年5月22日(水)に『ぶらり 東大の森さんぽ ~新緑の「カツラの谷」を訪ねる~』を開催しました。 今回は新たな試みとして、「さんぽ」をするような気軽さで演習林の森に親しんでいただこうと、半日の一般公開を企画しました。
 当日は7名の方に参加いただき、カツラの群生する風光明媚な谷を目指して、ゆっくりと歩みを進めました。 道中には様々なタイプの森があり、それぞれどのような樹種で構成されているのか、木の太さや密度がどのように異なっているのかを実感してもらいました。 周辺の森では伐採作業が行われていたため、伐られたばかりの丸太や切り株もたくさんあり、丸太の切り口をじっくり観察したり、一面に漂う木々の香りを楽しんでもらったりすることができました。
 カツラの谷に到着すると、前日の雨のおかげか、森の中はしっとりとした雰囲気が漂っており、参加者からは「神秘的だ」「神々しい」などの声も多く聞かれました。 カツラの種子や花粉は1㎞を超える距離に散布されることや、根際から新たな幹を立ち上げる萌芽更新によって長い期間個体を維持していることなど、カツラの生態について詳しく紹介しました。 大きな樹洞を覗いたり、張り出した根株に腰を掛けたりと、思い思いに時間を過ごし、ゆったりと新緑の森の空気を堪能しました。
 片道700mという短いコースでしたが、道すがら植物をじっくり観察したりと、参加者・スタッフともども、まさに「さんぽ」のような時間を過ごすことができました。

 大きなカツラの木の下で

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