演習林データの公開

すでに公開されているフィールドデータ等を統合的に整理し、ユーザーフレンドリーで国際的に利用可能なデータベースを構築することを目指して、データ公開システムの整備を進めています。2022年度は、森林情報データ公開システムとして、「気象データ公開システム」「動物データ公開システム」の2つのデータベースの構築を行ないました(公開準備中)。

 

気象データ公開システムは、研究委員会長期生態系データ気象水文水質部門が作成公開している気象月報の雑誌「演習林」で公開済みのデータについて、気象庁データ公開サイトのインターフェース等を参考にして、柔軟なデータ取得が可能なデータベースを構築しました。気象月報データを使いやすく適切な構造のデータベースに格納するために、東京大学情報基盤センターの協力を得ながら、民間のシステム開発会社へ委託して、設計・開発を進めた。データベース設計にあたっては、月に1回の定例打ち合わせを行い、mdxの活用の検討やデータスキーマの試作検討などを行いました。

 

また、動物データ公開システムは、研究委員会長期生態系データ生物部門が作成公開している自動撮影カメラデータについて、調査地点で記録された動画ファイルをクラウドストレージにアップロードし、属性情報と共に検索ダウンロードできるシステムを構築しました(公開準備中)。