名古屋市(自治体主体)

土地および地上部の所有関係

        ●愛知県・岐阜県・三重県と名古屋市で木曽三川流域水源の涵養を図る目的で、「社団法人木曽三川
          水源造成公社」を設立、出資している。
        ●森林の大部分は分収契約であるが、一部自治体・個人・法人所有もある。
        ●公社へは、設立当初に出資をし、その後は、事業費の一部を貸し付けている。

水源涵養林の取り扱い状況

    平成元年度から平成10年度まで、第3期共同水源林造成事業を実施
        ●第3期共同水源林造成事業(H元〜H10)
            造林:2,018ha(うち、分収造林1,517ha、公社有造林251ha、公社有林育成天然林整備250ha)
            保育・保護事業:34,103ha(下刈り、保育間伐等)

    第3期をもって新植による水源林造成はほぼ達成されたことから、第4期は保育・保護作業のみ実施
        ●第4期共同水源林造成事業(前期:H11〜H15)
            保育・保護事業:13,989ha
        ●第4期共同水源林造成事業(後期:H16〜H20)
            従来の一斉皆伐伐採施業にかわり、契約終了後も林地が裸地化しない天然下種更新方式
            を取り入れた長伐期施業を導入。

他の取り組み

        ●愛知県・岐阜県・三重県在住の小学生と保護者を対象に、公社有林地で「水源林見学会」を毎年実施
        ●名古屋市上下水道局としては、上下流交流事業を支援している。