豊川水源基金
5−A:ハード事業実績
○ 森林整備
第1期事業(1978年〜1985年)
山元流木価格が1980年までは順調に上昇しており、水源地域では、拡大造林が進み、
人工造林と下刈りが主な事業となっていた。また、作業路の新設も重要な位置づけがなさ
れていた(67.5%)。
第2期事業(1986年〜1989年)
人工造林、下刈りの他に除伐、間伐が造林地の増加に伴い増加した。
第3期事業(1990年〜1995年)
人工造林、下刈りの他に枝払いが新しい事業として採択され、除伐は少しづつ減少し、
複層林や天然林の整備も新たな事業として出てきた。
第4期事業(1996年〜2000年)
人工造林は半減し、除伐も少なくなり、間伐が事業の主力となった。林業の採算性の低下
や、山林所有者の経営意欲の減退により多くの面積の森林が、そのままとなっている。
第5期事業(2001年〜2005年)
森林に着たいする役割の変化に対応して、基金もその補完的役割が求められるようになり
水源林の現況は、依然として管理不十分であり、水源涵養機能の向上及び保全施策を継続
実施する。