甲府市水道水源かん養林保護基金

1:基金設立に至る経緯

 水源涵養林は、人類にとって自然が残してくれた大きな財産であります。この大きな財産を大切
な資源として子孫に至るまで守り続けていくことが、我々水道事業者に課せられた責務であります。
 よって、将来にわたり清浄にしておいしい水道水の安定供給を図るべく、水源涵養林を積極的に
保護育成するために基金を設立した。


 :基金設立の目的

 水道原水の安定確保と良質な原水を維持するためには、水道水源涵養林を保護することが必須の
要件であります。
 日進月歩で進む技術革新および経済発展により、私たちの生活は想像を超える発展をいたしました
が、その反面では公共下水未普及地域における家庭の雑排水による河川の汚染など環境保持の面
で、いくつかの課題を提起することになりました。
 本市水道事業におきましても水源地域の環境を保持し、良質な原水を確保するために水道水源保護
指導要綱を制定し、水源地域の環境保護の問題は関係地域に限らず、全市民の理解と良質な原水確
保に向けての認識が不可欠でありますので、市民意識の高揚を図るためにも基金を制定し、良質な原
水確保の具体策として、水源涵養林の保護に関する諸事業を展開することとする。

                                           (アンケート回答より)