佐呂間(婦人部)

      ●サロマ湖を抱える3漁協(佐呂間・常呂・湧別)の中心に位置する佐呂間漁協は、早くから漁協

       所有の山林を所持。面積は63.4ha。この土地は、1969年に取得して管理してきた。

       その当時は、組合員が春になると植樹・下刈りを行った。

      ●1973年より専従者2名を置いて管理し、翌年から国による制度によって第一次造林5ヵ年計画、

       第二次造林5ヵ年計画を進め、82年からは佐呂間森林組合に委託して実施するようになった。

      ●こうした経緯の中、婦人たちが植樹に参加したのは、山林取得の初期段階から森林組合に委託

       するまでの間であっが、その当時は、今のように魚のためにという意識ではなく、組合の資産として

       管理、造林していたという。

       しかし、全道の婦人部の呼びかけが契機となり、今では魚のためにという意識となった。

  

      *1990年、北海道内漁協で初めて、農林水産大臣賞を受賞