ダム撤去事例データベース用語の説明
青の革命研究班第5班・研究のための試験公開

世界のダム撤去事例の分類項目や内容については主にThe Nature ConservancyのFlow Restration DatabaseとAmerican Riversのデータを元に作成し、国内外の複数の情報源から得られた情報を元に、増補していく形式を採用しています。各ケースのダム撤去情報は、出典元をご確認の上ご使用ください。



用語の定義1(案)2007年5月4日更新
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ダム撤去データベース カウントの際の定義

分類

基準

1 撤去

構造物の撤去。・構造物の目的とする機能をなくす撤去。流域内新規構造物建設に伴い撤去。

管理放棄、事故による流出で消滅後再建設されないもの。

2 使用停止

水没

水没・使用停止・堤体保存のみが目的の管理主体変更も含む

本体現存だが、流域内新規建設に伴う水没、管理主体変更によるもの。

3 不明

不明

状態

分類

基準

1 完了

撤去に伴う事業全てが終了している状態。

2 計画決定

計画が決定し、施工している状態。施工完了・運用変更・改修完了・新規管理主体の管理開始などを含む。

3 計画段階

最終的な決定の判断が行われ、事業計画が発表・実施されている。

施工に関わる、事前調査、ボーリング、アセスメントなどの施工段階。

4 実現可能性調査

複数案の検討が含むが、実現可能性調査・見積もりなどが行われている。

5 意思決定機関調整

利害関係者間の交渉・協議・話し合い等が持たれている。流域の一部の意思決定機関が、撤去を支持している。

6 潜在的状態

撤去運動・提案・要望がある(あった)。国会議事録・公文書・学術論文等による議論・提案がなされている。撤去を選択肢に含めた運用改善策について、ダム・河川管理者や水利権認定者、流域住民などにより、議論されている。撤去訴訟がおこされた。ダム問題による議論が起きており、選択肢の中に撤去が含まれる。

7 不明

不明


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