第14回全国大学演習林協議会森林管理技術賞を3職員が受賞

全国大学演習林協議会(全演協)は、演習林を持つすべての国立・公立・私立大学が会員となり演習林の教育研究活動の活性化をめざしてさまざまな活動を行っている組織です。全演協では、演習林の技術職員の業務評価と意識向上を目的に「森林管理技術賞」を設け毎年表彰を行っています。

平成24年度は5月11日に選考が行われ、全国27大学演習林より推薦された候補者から8名の方の受賞が決まりました。本学演習林からは北海道演習林の飯沼利雄さんが特別功労賞を、企画部の犬飼浩さんが技術貢献賞を、生態水文学研究所の澤田晴雄さんが学術貢献賞をそれぞれ受賞されました。 

飯沼さんは、北海道演習林における高密度路網(林道)の開設と維持管理という森林管理の基盤構築に関わる長年の貢献が、犬飼さんは、北海道演習林で天然林に替わる高品質材生産の場として注目されている山火事跡の二次林におけるウダイカンバ育成技術開発への貢献が、澤田さんは、秩父演習林の大面積長期生態系プロットにおけるイヌブナ、ブナなどの生態学的な研究業績が、それぞれ認められての受賞です。

さる9月20日に京都大学で開催された全演協秋季総会の冒頭、今年度の受賞者の表彰式が行われ、全演協会長より受賞に表彰状と記念品が授与されました。

森林管理技術賞の表彰が始まって14年目ですが、同じ大学から3名の技術職員が同時に受賞するのは初めての快挙で、本学演習林職員の日頃の努力が高く評価されたことは喜びに堪えません。

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左から飯沼利雄さん、犬飼浩さん、鈴木雅一演習林長、澤田晴雄さん