教員の紹介

久本 洋子

Hisamoto, Yoko

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助教(千葉演習林/森林圏生態学研究室)
専門分野:森林分子生態学

プロフィール
1982年 神奈川県逗子市生まれ
2001年 鎌倉女学院高等学校卒業
2005年 宇都宮大学農学部森林科学科卒業
2007年 宇都宮大学大学院農学研究科森林科学専攻修士課程修了
2008年 日本学術振興会特別研究員DC22010年 東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程修了
2010年4月~ 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林 助教
現在に至る

私の研究テーマは「タケ類における一斉開花現象の分子機構の解明」です。タケ類は数十年に一度、一斉に開花・枯死するという特異な生活史を持っていますが、そのメカニズムは明らかになっていません。そこで、タケ類の花成遺伝子を探し出し、それがいつどこで働くのかを解析することで一斉開花の分子機構の解明を試みています。この研究は、タケ類の開花を自在にコントロールできるような新しい増殖制御技術の開発に道を開くことを目指しており、将来的には「花咲かじいさんの灰」のように竹林に花を咲かすことが出来るようになるかもしれません。
また、日本列島に分布するササ類は外部形態での種同定が難しく、さらに容易に雑種を作出するという問題があります。そこで、推定雑種を検出することができる分子マーカーの開発を目指しています。さらに、主に北海道演習林をフィールドとして、北方針葉樹トドマツの生育標高に適応した花成の遺伝的メカニズムを探っています。
千葉演習林では千葉県房総丘陵で絶滅が危惧されるヒメコマツの保全にも関わっています。2007年には樹木医の資格を取得しました。少しでも樹木の助けになれるような活動をしていきたいと思います。

★現在の主要な研究テーマ
★研究業績

★学位及び賞等
★学会活動
★教育活動
★社会貢献
★ひとこと


★現在の主要な研究テーマ
「タケ類の一斉開花現象の分子機構の解明」
「北方針葉樹トドマツにおける花成遺伝子の発現解析」
「ササ類における推定雑種分類群を検出する分子マーカーの検討」

★研究業績
研究業績データベース

★学位および賞
●博士 (農学) (東京農工大学)「Cloning and expression analysis of flowering genes in life history of two mass-flowered bamboos, Phyllostachys meyeri and Shibataea chinensis (一斉開花を起こしたモウハイチクおよびトウオカメザサの生活史における花成遺伝子群の単離と発現解析)」2010年3月
●第16回日本森林技術協会学生論文コンテスト優勝 (林野庁長官賞)
●種生物学会誌 Plant Species Biology Best Paper Award 2013受賞 (Hisamoto & Kobayashi 2013)

★学会活動
日本森林学会・日本生態学会・日本植物学会・日本樹木医学会・種生物学会

★教育活動
●教養学部
全学体験ゼミナール

★社会貢献
樹木医(第1567号)

★ひとこと
森林生態学における興味深い現象を遺伝学的アプローチで解明する研究や、分子マーカーに基づいた植物分類や同定の研究を行っています。