教員の紹介

水内 佑輔

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Yusuke, Mizuuchi

助教(生態水文学研究所/森林流域管理学研究室)
専門分野:森林風景計画学,造園学

1987年生まれ。大阪府出身。千葉大学大学院園芸学研究科博士課程修了。博士(学術)。在学中、日本学術振興会特別研究員(DC2)。JSPS ITPプログラムによるソウル国立大学へ派遣(2012.10-12、2013.9-11)。日本学術振興会特別研究員(PD)、千葉大学博士研究員を経て、2016年9月より生態水文学研究所助教に着任。
 専門とする森林風景計画とは、人と環境の関係のあるべき姿とその構築を目指すものと捉えており、快適かつ豊かな人の生活空間を保全・創造を目標に、造園学/ランドスケープの立場から取り組んできました。"森林風景"ないし"風景"は、人間と環境の間に生じる現象であり、地形や植生などの物理的環境とそれらを感じる私たち自身の関係性により成り立っています。良好な風景の保全・創出が風景計画の目標となりますが、"良い"風景というものは絶対的なものでなく地域や時代によっても異なります。
 そこで"良い"風景を測り、その上で人との関係性をふまえて、地域の将来像を描き、実践していくことが森林風景計画と考えています。このために、GISなどの空間情報技術や、社会・心理学的調査を活用した研究を行っています。また、現在目にする物理的環境の姿は、人の営為や法制度による管理など人との相互作用を受けて生じたものです。そこで、自然環境をコントロールする法制度下で、良いとされた風景とは?という点を問題意識として、日本の国立公園をはじめとした風景に関する諸制度に関して、歴史学や地理学、法制度論を応用しつつ研究を行っています。


★現在の主な研究テーマ
「GISなどの空間情報技術を活用した風景評価の把握」
「近代以降の風景計画の歴史」
「森林イメージとレクリエーション」

★研究業績
研究業績データベース

★学位及び賞等
博士(学術)(千葉大学)「田村剛の計画思想からみた国立公園成立史」 2015年3月
千葉大学大学院園芸学研究科優秀研究発表賞 (2013年)
日本造園学会全国大会ベストペーパー賞 (2013年)
日本造園学会研究奨励賞 (2015年)
日本造園学会学会賞(研究論文部門)(2017年)

★学会活動
日本造園学会,日本観光研究学会,JpGU,日本建築学会

★教育活動
全学体験ゼミナール「人の手で造り管理する森林-林業・風景計画の視点から」

★社会貢献
日本造園学会関東支部事務局(2014年~)
日本造園学会関東支部大会実行委員(2014年,2015年,2016年)

★ひとこと
公園が計画的に配置・デザインされた泉北ニュータウンで育ちましたが、幼なごころに生じた自然とは?公園とは?といった社会通念やイメージと現実の空間のズレに対する疑問が現在に至る原点だと感じており、こういった感覚は大事にしていきたいです。風景は湯気のような捉えどころのないもので、素手で豆腐を切るような精度でしか測れないと言われたりもしていますが、一方でその点に面白みを感じています。