浅野 友子

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Asano, Yuko

講師(生態水文学研究所/森林流域管理学研究室)
専門分野:森林水文学、砂防学

プロフィール
1992年 滋賀県立膳所高等学校卒業
1996年 京都大学農学部林学科卒業(砂防学)
2001年 京都大学大学院農学研究科 博士課程修了(森林水文学)
2001~2003年 日本学術振興会特別研究員(PD)
2002年9月~2003年2月 US Environmental Protection Agencyにて研究
2003年12月~ 東京大学演習林 助教
2008年10月~ 東京大学演習林 講師
2018年8月~2019年3月 Colorado State Universityにて研究

山や森林に降った雨はどのようにでてくるのか?山で土砂はどのように生産され、下流に運ばれるのか?を野外調査や実験室での分析、数値モデルなどを使って解き明かす研究をしています。このような研究は山地での水資源管理や土砂災害予測のために必要で、地球上で自然環境を利用し保全しながら人類が生存していく上では欠かせない仕事と考えています。自然現象は荒々しい一方で繊細な一面もあり、複雑なのですが、そのしくみを少しずつ解き明かすことができる感動は大きいです。興味のある方ぜひいっしょに現場で「何がおこっているのだろうか?」と頭を悩ませましょう。学生、ポスドク募集しています。

★現在の主要な研究テーマ
★研究業績
★学位および賞
★学会活動
★教育活動
★ひとこと


★現在の主要な研究テーマ
山地森林環境の長期的な変化と,それらが水・土砂・流木の流出に及ぼす影響をふまえた災害予測の可能性
気候変動下における洪水予測精度高度化に向けた新たな水文観測技術の開発
山地源流域における水・土砂流出の空間スケール依存性と空間不均一性
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/asano/Index.html

★研究業績
研究業績データベース

    ★学位及び賞等
    京都大学博士(農学)「Hydrological study on acid neutralizing processes in headwater catchments.(山地源流域における酸中和プロセスに関する水文学的研究)」2001年
    日本林学会奨励賞 2003年
    砂防学会論文賞 2019年
    水文水資源学会論文賞 2020年
    日本森林学会賞 2023年

    ★学会活動
    日本森林学会、水文・水資源学会、砂防学会、JpGU

    ★教育活動
    農学部「森林生態圏管理学」、大学院「森林圏水循環機能学」「森林流域管理学」、全学体験ゼミナール「人の手で作り管理する森」「東大の別荘「癒しの森」で心も体もリフレッシュ」総合科目「森林環境資源学」

    ★ひとこと
    山に降った雨はどう出てくるのか?森林利用や山地環境の歴史的変化は水・土砂流出をどのように変化させてきたか?を主に野外調査から解明する研究をしています。この知見は水資源管理や土砂災害予測に有効で、自然を利用し保全しながら人類が生存していくうえで欠かせません。