教員の紹介

當山 啓介

toyama.jpgToyama,Keisuke 

助教(千葉演習林/森林圏生態社会学研究室)
専門分野:森林経理学

★プロフィール
1984年  東京都生まれ
2002年  聖光学院高等学校卒業
2006年  東京大学応用生命科学課程森林生物科学専修卒業
2009年~ 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2011年 3月 東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻博士課程修了
2011年 10月 東京大学演習林 助教

横浜の住宅地で育ちましたが、幼いころは恐竜や動物園や野鳥が好きで、今で言うナチュラリストに憧れていた記憶があります。それらは今でも好きですが、野生生物の生息地や地球環境というものは人間活動に大きな影響を受けることを知るようになるにつれ、人間活動、特に自然環境を使用する経済活動に興味を抱くようになりました。
専門である森林経理学は、人間が森林資源を持続可能な形で利用していくための理論と技術を扱う学問です。一般的なイメージでは「自然そのもの」である森林は実は、人々が生きる・生計を立てる・お金を得るための行為によって大きく影響を受けた姿です。したがって、「人々が森林で生きる・生計を立てる・お金を得るための行為」≒広い意味での林業を工夫することによって、人と自然が調和した状況が、無理せずとも自律的に生まれていくような世の中づくりに貢献することが私の最終目標です。もっとも、林業の採算性が非常に悪い現在の日本の状態では、人と自然が調和した状態を目指す前提条件を整えるために、林業の採算性を向上させること自体が重要だと思っています。
長い時間と広大な土地を要する産業である林業は、経営上の試行錯誤が大変困難です。そのため、諸条件を把握した上でのシミュレーションを行い、方針決定の指針とする研究などを行っています。

★現在の主要な研究テーマ
★研究業績
★学位及び賞等
★学会活動
★教育活動
★社会貢献
★ひとこと


★現在の主な研究テーマ

「条件や方針を特定して林業の採算性をシミュレーションし、合理的な方針や政策的支援の方法を追究する」
「環境配慮型林業の逸失利益を特定する」
「用材以外の森林資源の活用を経営計画に導入する」

★研究業績
研究業績データベース

★学位及び賞等
博士(農学)(東京大学)「シミュレーションによる林業経営の経済性評価に関する研究」2011年3月

★学会活動
日本森林学会、森林計画学会、林業経済学会、森林利用学会、地理情報システム学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会、日本緑化工学会、日本衛生動物学会

★教育活動
・教養学部
   全学体験ゼミナール「危険生物の知識(春編)」
   全学体験ゼミナール「「癒しの森」を考える」
   全学体験ゼミナール「フィールドで考える野生動物の保護管理」
   全学体験ゼミナール「危険生物の知識(秋編)」
   全学体験ゼミナール「森のエネルギーを使いこなす」
   全学体験ゼミナール「房総の森と生業(なりわい)を学ぶ」
・農学部
   「森林経理学実習」
・大学院
   「生圏システム学特論」

★社会貢献
日本森林学会JFR編集主事(2013年度~2015年度)
森林インストラクター(2009年取得)

★ひとこと
森や林業は都会人には縁遠い存在なのに、色々なイメージを持たれています。ただ、森林は目立つけれど奥深い存在なので、誤ったイメージも多いです。過大な期待も過小な評価も正しながら、町には木が溢れ、健全な森がそこそこ豊かさを生み、花粉症も減っている、そんな世の中を作っていけるよう努力したいと思います。