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教員の紹介

五名 美江

Gomyo, Mie

特任助教(生態水文学研究所)gomyo.JPG
専門分野:森林水文学

プロフィール:1981年兵庫県生まれ。2004年信州大学農学部森林科学科卒業。2007~2010年日本学術振興会特別研究員(DC1)、2010年東京大学大学院農学生命科学研究科森林科学専攻博士課程修了。京都大学産官学研究員、東京大学特任研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2016年1月より現職。

学位論文では、マレーシアの山地・低地熱帯雨林を対象に、水・物質収支とそのメカニズムに関する研究をしていました。学位取得後は、森林の公益的機能のひとつである、洪水緩和機能について研究しています。森林がハゲ山から再生することによって、大雨時のピーク流量や直接流出量がどれほど変化したのか、戦前からのデータと比較することで、定量的に明らかにしてきました。現在は、水源涵養機能を科学的に明らかにするための対照流域法による研究をしています。

★現在の主要な研究テーマ
★研究業績
★学位及び賞等
★学会活動
★ひとこと


★現在の主要な研究テーマ
「森林の水源涵養機能の科学的評価」

★研究業績

●原著論文

  1. Gomyo M, Kuraji K (in press) Effect of the litter layer on runoff and evapotranspiration using the paired watershed method, Journal of Forest Research
  2. 五名美江・蔵治光一郎(印刷中)リター層が流域スケールの水収支と流出に及ぼす影響,水利科学
  3. 五名美江・高橋功一・蔵治光一郎(2016)広葉樹二次林内および隣接表層崩壊地における表面流の比較,中部森林研究,64,105-106
  4. 五名美江・春田泰次・蔵治光一郎(2015)生態水文学研究所白坂試験流域における水質分析結果報告,演習林(東大)57,103-114
  5. 蔵治光一郎・五名美江(2015)矢作川本川および支川の豊水,平水,低水,渇水比流量の長期変動,矢作川研究,19,67-74
  6. 蔵治光一郎・ 五名美江(2014)東京大学演習林生態水文学研究所における器差補正を考慮した78年間の年平均気温の変化の推定と名古屋の都市化による昇温との関係,東京大学農学部演習林報告,131,29-40
  7. 五名美江・玉井幸治・坪山良夫(2014)宝川森林理水試験地・初沢試験流域におけるピーク流出係数の長期変化,関東森林研究65(1),131-132
  8. 五名美江・乙部みどり・加藤敦美・蔵治光一郎(2014)生態水文学研究所穴の宮試験流域における自記雨量計による日降水量観測結果報告(Ⅰ),演習林(東大)56, 69-132
  9. 五名美江・五名美恵・鎌田幸子・蔵治光一郎(2014)生態水文学研究所白坂試験流域における自記雨量計による日降水量観測結果報告(Ⅰ),演習林(東大)56,1-67
  10. 五名美江・蔵治光一郎(2013)ハゲ山に森林を再生した小流域におけるピーク流出係数の長期変化,日本森林学会誌,95,313-320
  11. 五名美江・蔵治光一郎(2013)過去の年降水量のトレンドの年数依存性と地域代表性との相互関係-名古屋とその周辺地域を事例として-,水文・水資源学会誌,26(4),212-216
  12. 蔵治光一郎・五名美江(2013)ハゲ山に森林を再生した小流域における10年平均流況曲線の長期変化,水利科学,330,117-127
  13. 五名美江・蔵治光一郎(2013)ハゲ山に森林を再生した小流域における年損失量と年蒸発散量の長期変化,日本森林学会誌,95, 109-116
  14. 蔵治光一郎・加藤敦美・五名美江(2013)生態水文学研究所穴の宮試験流域日降水量の再計算結果報告(I),演習林(東大)53,55-66
  15. 五名美江・蔵治光一郎(2012)ハゲ山に森林を再生した小流域における降雨量-直接流出量関係の長期変化,日本森林学会誌, 94, 214-222
  16. Gomyo M, Wakahara T, Shiraki K, Kuraji K, Suzuki M(2012) Sources and possible generation mechanisms of high SO42- concentrations in streamwater in a small watershed, Lambir Hills National Park, Malaysia, Bulletin of the Tokyo University Forests, 127,17-34
  17. Gomyo M, Wakahara T, Shiraki K, Kuraji K, Kitayama K, Suzuki M(2012)Comparison of nutrient balance between a tropical lowland forest and a tropical montane forest in Malaysian Borneo, Journal of Tropical Biology & Conservation,9(1), 15-25
  18. 五名美江・蔵治光一郎・春田泰次・大村和也・千嶋武・才木道雄・齋藤俊浩(2012)トンネル掘削残土の渓谷への埋め立てが渓流水質に及ぼす影響,東京大学農学部演習林報告,126,59-80
  19. Gomyo M, Kuraji K, Kitayama K(2011) Water balance, flow duration and frequency in a small experimental watershed in Kinabalu Park, Sabah, Journal of Tropical Biology & Conservation,8, 63-71
  20. Gomyo M, Kuraji K(2009) Spatial and Temporal Variations in Rainfall and the ENSO-rainfall Relationship over Sarawak, Malaysian Borneo,SOLA,5,41-44
  21. Kuraji K, Gomyo M, Kowit Punyatrong(2009)Inter-annual and spatial variation of altitudinal increase in rainfall over Mount Inthanon and Mae Chaem Watershed, Northern Thailand, Hydrological Research Letters, 3, 18-21
  22. 五名美江・蔵治光一郎・春田泰次・鴨田重裕・小田智基・堀田紀文・鈴木誠・木村徳志・五十嵐勇治・大村和也・渡邉良広(2007)東京大学5演習林8試験流域における渓流水質の特性,東京大学農学部演習林報告,118,65-83
  23. 五名美江・蔵治光一郎(2006)マレーシア・サラワク州における降雨季節変動の空間分布特性,水文・水資源学会誌,19(2),128-138
  24. 蔵治光一郎・大野智彦・五名美江(2006) 複数の基準と指標を用いた一級水系流域委員会の実態評価, 水資源・環境研究19, 7-16
  25. 五名美江・蔵治光一郎(2006)水源林取得・管理のための水源基金の設置について,水利科学,289,61-88
  26. 五名美江(2005)水道水源保全に関する水源林の取得・管理状況について,水利科学,283,1-35
  27. 五名美江・北原 曜・小野 裕(2004)樹種・季節による樹冠遮断量の違いについて,中部森林研究,52,235-238

●著書

  1. 蔵治光一郎・五名美江(2015)森林の保水力と緑のダム機能,社会的共通資本としての森 宇沢弘文・関 良基 [編],東京大学出版会,49-66
  2. 五名美江・坪山良夫(2014)75年を超える長期観測からわかったこと,緑のダムの科学 減災・森林・水循環 蔵治光一郎+保屋野初子[編],築地書館,13-30
  3. 五名美江(2006)流域圏ガバナンスの全国比較研究~森・川・海の更なる連携の模索~,Blue Revolution Publication,3,1-160
  4. 大野智彦・金子紫延・蔵治光一郎・黒瀬総一郎・小寺浩二・佐久間信弥・五名美江・鳥羽妙・まさのあつこ・増田佳孝・松本充郎・森岡佳大(2005)流域委員会研究,Blue Revolution Publication,4,1-162

●総説・解説等

  1. 蔵治光一郎・五名美江(2013)70年以上の長期モニタリングが明らかにした治水計画の対象となるような大雨時の森林保水量の実態,月刊 岩波書店「科学」,83(4), 397-402
  2. 五名美江・蔵治光一郎(2006)「漁民の森」活動の実態と評価,月刊「水」5月号,月刊水発行所, 48(6), 14-19

★学位及び賞等
博士(農学)(東京大学)"Studies on water and nutrient balances and mechanisms in tropical lowland and montane rainforests in Malaysian Borneo" 2010年3月
APHW Outstanding Poster Presentation Award 2013年8月

★学会活動
水文・水資源学会 学会誌執筆・編集担当(2010.11~2014.11)

★ひとこと
森と水の研究には、長期間の質の高い観測データが不可欠です。演習林には、長年蓄積されてきた貴重なデータが多数保存されています。それらの持つ価値を最大限に活かしながら、森林の水源涵養機能を明らかにする研究をしていきたいと考えています。