伊 豆 ゼ ミ

 ◊タイトルリンク◊

 • 伊豆ゼミとは ?

 東京大学教養学部前期課程の学生向けに開講されている主題科目・全学体験ゼミナールです。
4泊5日で南伊豆に赴き、樹芸研究所を舞台に様々なアクティビティや議論を行います。夏と冬で違った内容になっており、その他にもビーントゥーバーチョコレートやジビエ、森林に関するゼミも樹芸研究所によって開講されています。
 伊豆ゼミは5日間、都会から離れ、自然に触れ、考えるゼミです。里山の残る南伊豆で人と自然の関わりを感じます。
日中は石窯を作って、斧で薪を割って、火をおこしてピザを作ったり、潮溜まりで海の生き物を観察したり、草木染めをしたり、竹を割って川床を作って寝てみたり、ナイトウォークをしたり、様々なアクティビティを体験します。
また、伊豆ゼミは考えることを大切にします。夜には自主研修と言って、たっぷり時間を取って、日中のアクティビティで学んだことや感じたこと、自分の思うことをぶつけ合います。
ゼミの最後には、5日間の体験をもとに、自分が教育プログラムを企画するとしたら、ということを仲間とともに考え、伊豆ゼミでの学びを振り返ります。
駒場での所属や立場を気にせず、思ったことを言い合える仲間もできることでしょう。仲間と議論し、人の意見を受け入れることを学ぶとともに、学びの原点に出会えると思います。


 • アクティビティ紹介

 伊豆ゼミは夏と冬に開講されます。
動画の前半(青文字)が主に夏ゼミ、後半(橙文字)が主に冬ゼミのアクティビティです。(重複しているものもあります)
伊豆ゼミでの学びは日中どれだけアクティビティに全力で取り組んだかによって決まると言っても過言ではないでしょう。
それぞれのアクティビティから何を引き出すかはゼミ生次第です。

 • 動画① ⌈アクティビティ紹介⌋

YouTube動画チャンネル 伊豆ゼミ2020<br>>伊豆ゼミ アクティビティ紹介動画


 • 動画② ⌈竹の間伐⌋

竹の間伐動画
※音量注意 !! (画質が悪くてすいません)



 < 参 加 し た ゼ ミ 生 達 の 声 >

♦普段体験できないことを体験する楽しさだけではなく、同じアクティビティを経験しても人それぞれ異なることに興味を持ち、異なるものを感じることを知りました。
他人と自由にディスカッションできる楽しさを覚え、意見を交換するだけではなく、他人のアイデアから自分を省みることもできます。
体験を踏まえて教育プログラムを作るときに、グループで一つのプロジェクトを作る難しさと、協力して1つのものを作り上げる楽しさを体験しました。  — T.M. —

♦身の回りに実際に起きている様々な問題に気付き、検索ツール等に頼らずにそれらについて考え、自分なりの答えを出すことで、改めて「気づく」ことと「考える」ことの大切さを感じました。
また、合意形成のためのコミュニケーションの取り方に対する考えも変わりました。ゼミでは同じグループのメンバーとは、互いに意見をぶつかり合いながらも力を合わせてゴールに向かっていました。合意を得るということは、みんなが恐れずに自分の意見をはっきりいうことと、他のメンバーが異なる意見を持つ理由にきちんと耳を傾け、相手の考え方を理解することの両方をバランスよく行うことなのでなかろうかと考えました。  — Y.W. —

♦身近に触れ合っている物事が自分の目の前に現れるまでの過程を知らないと、実態を踏まえた適切な行動ができないということに危機感を覚えました。
私たちが今見ていることは見えていることが全てなのではなくてそれぞれに裏側があります。実際に体験することで視点が増え、初めて物事を多面的にみることができるとともに、自分に関わる問題として捉えることができるということがわかりました。
得られた体験とともに自分の考えを言葉にして伝えることの大切さも感じました。言葉にすることにより、自分のふんわりした考えが確かなものになっていきます。これまで見過ごしていた様々な思いに、以前よりしっかり向き合えるようになりました。  — I.K. —

♦森の中を歩くと聞こえる音や匂いは体験しないとわからないものであり、切った丸太の状態から薪を割るのはとても大変でした。体験活動を実際に行って得られるものの大きさを感じることができました。
また、アクティビティを通して、日常でいかに自分の周囲しか見えていなかったかを思い知らされました。棚田を見るときも自分が普段よく触れている価値観を通して見てしまったこともあったし、同じアクティビティでも人によって着眼点や捉え方が大きく違うこともよくあり、自分が正しいと思い込まず人の意見に耳を傾けることや、周りに目をむけて見えていないものがないか考えることは大切だと感じました。
ゼミ全体を通して、人は繋がりの中で生きているということを感じることができました。毎日食べている食事にしても、その裏にある繋がりを全く見ずに自分の周りにある物事を当たり前に思っていることということの怖さを感じました。  — M.J. —

♦プロセスに着目することは伊豆ゼミの重要なテーマのひとつです。伊豆ゼミを経て、目に見えている物事の裏側を考えるようになりました。
我々は全ての事象において当事者です。例えば食物生産という点では皆、消費者という立場を請け負っています。また、SNSを使う人は少なからずインフルエンサーという役割を持っています。プロセスを知り、人と人とのつながりを意識し、想像することで当事者意識が生まれ、有機的なつながりを持つ社会の構築に貢献できるのではないかと考えています。
全ての物事を体験することはできませんが、想像することはできます。感受性を高め、想像力を働かせることの大切さを思い出させてくれました。  — K.K. —


 • 伊豆ゼミに欠かせない ⌈ プラス生 ⌋ とは ?

 最初の伊豆ゼミには、プラス生はいませんでした。ゼミが年々継続していく中で、先生の誘いをきっかけに、ゼミで良い経験をした学生たちが、ゼミをよりよくしたい気持ちを持って、再びゼミに参加しました。この最初の試みが今でも続いており、今ではプラス生と呼ばれ、ゼミに欠かせない役になっています。
 伊豆ゼミのテーマ ⌈感じる·考える·行動する⌋ を一通り体験した立場から、プラス生はゼミ生の伊豆ゼミへの理解を手伝い、 ⌈楽しいだけで終わらない⌋ ゼミをゼミ生に体験してもらえるようサポートします。事前にゼミ志望者の志望理由書を読んだり、ゼミ生がよりスムーズにゼミに臨めるよう事前講義を企画したりします。毎晩の自主研修中、ゼミ生たちの十人十色の考えに耳を傾け、話の整理をしたり、聞き出したり、議論が面白くなると思う話題を提起したりするなど、様々な方法を駆使しながら自主研修が広がるようにアシストします。
 同時に、プラス生をすることは、 ⌈感じる·考える·行動する⌋ のサイクルを再体験することでもあります。ゼミが始まる前の1セメスターの授業期間で、必要な知識をインプットします。その上でゼミの振り返り、自分の気づきや変化などを ⌈感じて⌋ 、他人の経験と考えを聞いて、次のゼミでプラス生としての立ち居振る舞いや、ゼミの理想像などについて、他のプラス生と一緒に ⌈考えて⌋ 明確化していきます。それをゼミ本番でやりながら、反省や調整をしつつ ⌈感じ·考えた⌋ ことを ⌈行動⌋ に移します。プラス生としてゼミに取り組むことで、また新しい ⌈感じる·考える·行動する⌋ のサイクルが形成されます。
 プラス生は人によって、様々なやり方や理想像があり、正解と言えるものはありません。自分で考えて、自分の理想像を模索していきます。


 • 学園祭企画について

 伊豆ゼミでは、毎年東京大学の学園祭である五月祭と駒場祭への出展を行っています。
内容は主に3種類で、ジビエソーセージをはじめとした燻製屋、石窯ピザ屋、ビーントゥーバーチョコレートの体験企画です。
これらの企画はどれも実際に伊豆ゼミで行われるアクティビティと密接に関わっており、そこでの醍醐味を少しでも来場者の方々に味わっていただこうという想いのもと実施されています。
燻製屋と石窯ピザの屋台には展示ブースを併設し、来場者の皆さまに獣害や竹害といった普段なかなか耳にすることのない話題に触れ、考えていただくきっかけづくりを行っています。
ビーントゥーバーチョコレートの企画では、昨年度300名以上の方にお越しいただいて実際にチョコレート作りをしていただきました。普段何気なく口にするチョコレートをカカオ豆の状態から自分の手で作るというプロセスを実際に体験することで、参加者のみなさまそれぞれに感じ取っていただけたものがあったのではないかと思います。


♦伊豆ゼミ紹介動画のご視聴は、下記ウェブサイト↓↓
 ※紹介動画は、YouTube チャンネル ⌈ 伊豆ゼミ2021 ⌋に
  アーカイブされています。

 • YouTube チャンネル 伊豆ゼミ2021 
YouTube チャンネル 伊豆ゼミ2020

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