「東京大学の森」育成資金

こんな研究

~長期間にわたる、大規模な実験をしています~

「東京大学の森」では、ダイナミックな実験的・試行的研究を実施しています。森林生態系は時間的にも空間的にもスケールが大きいためにそれを解き明かす実験・研究も大規模になります。大学自身が森林を所有・管理していることによって、長期間・大面積に及ぶ実験・研究がやりやすくなるというメリットを活かして貴重なデータの蓄積に努め、政策提言につながる研究を目指します。

大規模な伐採実験

千葉演習林では、森林が降雨流出に及ぶ影響を把握するため、1999年に約2haの試験地の半分の木700~800本をすべて伐採。試験地にダムを作り、流量や土砂の量、水質の変化などを調査し、伐採による影響を調べると同時にその対処法の研究を続けています。研究開始から20年ほどですが、雨の量と流水のメカニズムを解明した事例が少ないため、各方面から注目を集めています。

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経済と環境の調和を目指した実験

北海道演習林では、約2万haの森林を対象に林分施業法に基づく天然林施業を実施。森を自然の状態に保ちながら木材を生産するというこの研究は、実践的な例がないため試行錯誤を繰り返し、手法を確立してきました。50年の歳月をかけて蓄積した貴重なデータは、木材生産と環境保全の両立に貴重なものと期待されます。

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こんな観測~100 年を越える長きにわたり観測しています~