◆2006年 富士演習林ニュース◆


1.韓国の大学生達が富士演習林を訪問(2006/2/8)

 2月8日(水)に韓国の尚志大学山林科学科の学生18名が同大の李 賢揆教授に引率されて富士演習林を訪問しました。日本の森林科学関連機関の見学を目的とした来日で、20cmほど雪が積もった富士演習林内を約2時間半ほどかけて視察しました。幸いお天気には恵まれたものの、ところによっては雪が凍って滑りやすい林内でしたが、みな元気に歩き通し、湖畔広場では山中湖を背景に記念写真を撮っていました。

雪の林内で山本助手の説明を聞く尚志大学の学生達 湖畔広場で


2.関東甲信越地区演習林技術職員研修が行われました(2006/6/5〜8)

 6月5日から8日にかけて富士演習林で第9回関東甲信越地区演習林技術職員研修が行われました。比較的早い時期の開催となりましたが3大学8名の参加があり「森林の保健休養機能」をテーマに3泊4日の研修に取り組みました。
 景観評価や環境デザインの実習、富士山周辺の施設の見学など普段の業務ではあまり馴染みのない内容でしたが、時には頭を抱えながらも課題に取り組みました。
 残念なことに突然の降雪で富士山5合目の見学は中止になってしまいましたが、それ以外は天候にも恵まれ全員無事に研修を修了しました。

樹木の説明を受けています
  
山中寮の前で休憩
  
森林の印象をアンケート形式で答えて集計・評価する
「森林景観SD評価」の実習
グループに分かれて
森林の中の保健休養施設をデザイン   
富士山エコスクールの方から
環境教育のお話を聞く  
ブナの写真を日時順に
並べましたが、難しい!
無事、全員修了!
   

3.全学体験ゼミナール「森に学ぶ(6)−森林の保健休養機能」(2006/9/11〜14)

 9月11日(月)から14日(木)にかけて全学体験ゼミナール「森に学ぶ(6)−森林の保健休養機能」が行なわれました。
 4日間のすべての日程で雨が降るという不運もありましたが、実際のフィールドにおける体験を通して、
  (1)保健休養の視点からみた森林の構造と音
  (2)森林景観と保健休養
  (3)保健休養機能を発揮するための実践的取り組み

について学び、最終日には3つのグループに分かれて討論が行われました。

山中寮の前
これから過酷な?野外実習の始まりです。
霧の林内
こんな日の方が森林の匂いに気付かされます。
音のスケッチ
音の視覚的表現に挑戦。
集音マイク
怪しげな機材です。
富士山五合目
神聖な御中道でした。
生物多様性センター
環境省の方々には大変お世話になりました。
ありがとうございました。

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