2004年 富士演習林ニュース


1.森林教育プログラム「森林と私たちの生活」

 富士演習林では、7月10日(土曜日)から7月11日(日曜日)にかけて、「森林と私たちの生活」と題して森林教育プログラムを開催致しました。第1日目には、富士演習林を職員の解説を聞きながら歩くガイドウォークを行った後、間伐や下刈の体験を行いました。午後はネズミの生け捕りわな(シャーマントラップ)やコップを使った虫を捕まえるわな(ピットフォールトラップ)を設置し、翌日の動物観察の準備をした上で、夜は星の解説と観察を行いました。第2日目には、シャーマントラップに捕獲された3匹のアカネズミを観察し、ピットフォールトラップに捕獲された地表徘徊性の土壌動物の同定と観察を行いました。参加者からは「一生のうちで二度と得られないかもしれない貴重な体験をすることができた」との感想をいただくことができました。今後もこのような機会を設け、よりよい森林教育プログラムの開発を目指していきたいと思います。最後に、本プログラムは日産財団の理科教育助成(代表者石橋整司)を受けて実施するものであり、関係各位のご理解とご協力に感謝いたします。また、開催にあたり、講師としてご協力いただいた田無試験地前原忠氏、秩父演習林藤原章雄氏には心より御礼申し上げます。