ブックレットA
森林環境税は森を救えるか
- 第20 回日本の森と自然を守る全国集会より-

蔵治光一郎 編集


発行者 東京大学愛知演習林
発行所 東京大学演習林出版局
定価 (税込) 1,550 円
A5 判 220 頁 2008年8月発行
ISBN978-4-903321-07-3
 
   
 森林環境税とは、森林の整備、保全等に使途を限定した財源として各県が創設した新たな税の制度の総称です。しかし現場の実態と問題の本質を明らかにせずに、県民から広く集めた税金を投入しても、問題の本質的な解決につながるとは限らず、せっかくの税金が無駄になってしまうかもしれません。このような問題意識のもと、東京大学愛知演習林は、2007 年12 月8 〜10 日に「人工林、里山林、都市の緑 −森と緑づくりのための行政、市民、研究者の協働−」をテーマとした「第20 回日本の森と自然を守る全国集会」を開催し、森林環境税について議論しました。本書はこれらの議論をとりまとめたものです。日本の森を守ることに高い関心を持っている方々が全国から集まり、白熱した議論を繰り広げています。

<もくじ>

P1   はじめに
P5   主催者挨拶
P8   歓迎の挨拶
P11  【基調講演】『豊田市水道水源保全基金と豊田の森づくり』
        原田裕保(豊田市 産業部 森林課長)
P26  『水源林の整備と水源地域との交流、連携について
            ー福岡市水道水源かん養事業基金の取組』
        梶返恭彦(財団法人 福岡アジア都市研究所)
P45  『かながわ水源環境保全・再生施策における水環境モニタリング』
        内山佳美(神奈川県 自然環境保全センター 研究部)
P60  『環境税と山・都市の人の繋がり』
       佐藤和歌子(NPO法人 森林(もり)をつくろう 理事長)
P77  【パネルディスカッション】
     コーディネーター

       飯尾 歩(中日新聞 論説委員)
P78  『愛知県の取組み報告 期待されるあいちの森と緑』
       絹川純一郎(愛知県 農林水産部 森林保全課)
     パネラー
       丹羽健司(矢作川水系森林ボランティア協議会)
       蔵治光一郎(東京大学 愛知演習林)
       上杉 毅(紺屋田・印所の森を歩く会)
       佐藤仁志(環伊勢湾木曽三川河口部住民)
P117 【第2分科会】「森林環境税を考える」
     『森林環境税を考えるー環境政策における費用負担と参加』
       藤田 香(桃山学院大学 経済学部)
P140 『愛知県における森と緑づくりのための取組
           (税制検討会議の報告を中心にして)』
       服部重昭(名古屋大学 大学院生命農学研究科)
P161 『高知県の森林環境税の到達点と課題』
       中川芳江(株式会社ネイチャースケープ)
P187 【統括集会】
P216 【宣言文】