第2回 愛知演習林シンポジウム
−緑のダム研究の最前線と市民・行政・研究者の協働−
愛知演習林では,以下の要領でシンポジウムを開催します.
無料で,どなたでも参加できます.
参加ご希望の方は、氏名・所属・懇親会参加の有無を明記の上、
担当者あてメールでお申し込みください。
多くの方のご来場をお待ちしております.
主催
愛知演習林
共催
科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 (CREST)
「森林荒廃が洪水・河川環境に及ぼす影響の解明とモデル化」
日本学術振興会 人文・社会科学振興プロジェクト
「青の革命と水のガバナンス」
日程
2006年1月28日(土) 13:00〜17:00
なお,1月29日(日)には引き続き「愛知演習林見学会」
「森林水文学若手研究者の会」が開催されます.
会場
瀬戸蔵2階つばきホール(1月28日)
(名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅より徒歩5分・記念橋前・駐車場有料)
開催趣旨
森林の緑のダム機能が社会的に大きな関心を呼んでおり、それに
刺激されて森林水文研究も進んできております。その結果、これまで
明らかになっていなかった樹冠遮断のメカニズムや、放置人工林での
水の流れの実態が次々に明らかになってきています。
一方で、近年では行政や研究者だけでなく市民が主導で研究者や
行政と協働し、森林の機能調査などを行う例が各地でみられます。
このような背景を踏まえ、本シンポジウムは、2004年に行われた
シンポジウム「緑のダム研究の現状と将来展望」の続編として、研究者、
政策立案・決定者、市民が集い、これらの論点について議論を尽くし、
広範な分野にまたがる関係者間で最新の情報を共有し、今後の研究や
社会のあり方を展望する場として開催します。
プログラム
(敬称略)
<1月28日(土)>13:00〜17:00
【主催者挨拶】
芝野博文(東大愛知演習林長)
【共催者挨拶】
恩田裕一(筑波大)
蔵治光一郎(東大愛知演習林)
【第1部:緑のダム研究の最前線】13:05〜14:25
村上茂樹(森林総研十日町試験地)
「樹冠遮断蒸発の降雨強度依存性とそのメカニズム−雨滴飛沫の蒸発−」
恩田裕一(筑波大)
「放置人工林における浸透能低下、表面流発生の実態とメカニズム」
浅野友子(東大演習林研究部)
「水流出過程における岩盤地下水の役割とその意味するところ」
芝野博文(東大愛知演習林)
「緑のダムの機能としての森林の土砂流出抑制機能」
【第2部:森林の機能調査における市民と研究者の協働】 14:25〜15:40
姫野雅義(吉野川みんなの会)
「吉野川における市民と研究者の協働による『緑のダム』調査」
稲垣久義(矢作川水系森林ボランティア協議会・とよた森づくり委員会委員)
「矢作川森林(もり)の健康診断の実施に至るまで」
寺井久慈(中部大)
「土岐川・庄内川源流森の健康診断と『緑のダム』簡易調査」
藤田佳久(愛知大)
「豊川における流域圏一体化に向けての取り組み」
高野雅夫(名古屋大)
「自立した持続可能な地域デザインのための市民科学」
休憩
【第3部:緑のダム研究と市民・行政の協働可能性】 16:00〜17:00
パネルディスカッション
パネラー
保屋野初子(ジャーナリスト)
丹羽健司(矢作川水系森林ボランティア協議会・東海農政局)
中津川誠(国土交通省豊橋河川事務所長)
服部重昭(名古屋大)
終了後、瀬戸蔵4階多目的ホールにて懇親会を開催します
(17:30〜、参加費2000円)
(懇親会終了後、宿泊の方は赤津宿泊施設・瀬戸市内ホテルへ移動)
<1月29日(日)>
【愛知演習林赤津研究林見学会】 9:00〜12:00
2006年1月29日(日)9:00〜12:00 赤津宿泊施設前集合 100名限定
【森林水文学若手研究者の会】 9:00〜15:30
愛知演習林赤津宿泊施設講義室
詳細情報・参加申込みについて
幹事:
五味高志(京都大学防災研究所)
芳賀弘和(山梨大)
廣瀬茂樹(九州大)
田中延亮(東京大)
鳥羽 妙(名古屋大)
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